賃貸物件探しにおすすめの時期とは?押さえておきたいポイントを紹介
賃貸物件を探す際に、よい物件と出会うためには、おすすめの時期があります。おすすめの時期を知っておけば、自分の条件に合う物件を目にする機会を増やすことができるかもしれません。よい物件と出会えるように、賃貸物件を探しやすい時期と、物件に関してあらかじめ決めておくことと押さえておくポイントを、状況ごとに説明します。
もくじ
物件探しのハイシーズン・オフシーズンとは
賃貸業界において、ハイシーズンとオフシーズンがあることをご存知でしょうか。
賃貸業界のハイシーズンとよばれる繁忙期は、4月からの新生活に向けて、学生や社会人がこぞって物件探しを行う1月~3月の時期です。多くの人が物件を手広く探すため、空いている物件もすぐになくなってしまいます。探している条件に合う物件が少なく、家賃交渉も難しい、という懸念があります。
一方、賃貸業界のオフシーズンとよばれる閑散期は、4月~12月のハイシーズン以外の時期です。ハイシーズンさえ避けてしまえば、物件も探しやすくなり、家賃交渉もしやすいタイミングになります。
物件探しにおすすめの時期はいつ?月ごとにご紹介
物件を探す時期によって、出回っている物件が多かったり、家賃交渉がしやすかったり、おすすめの時期があるので、おすすめのタイミングを月ごとに紹介します。
1月
多くの物件が出回り始めるよいタイミングです。賃貸業界は年明けから少しずつ忙しくなります。新生活が始まる4月に向けて、物件を探す人が出てきます。それを見越して新築物件も多く登録されます。年明けは多くの物件をみられる機会になるので、早めに行動するのがよいでしょう。
2~3月
最大のハイシーズンが賃貸業界にやってきます。この時期以外で物件を探すことが可能であれば、なるべくこの時期は避けた方がよいでしょう。希望条件と合致する物件を探すことも難しく、さらに引越し業者も繁忙期となり料金も高くなるため、早めに予約をするなど、気をつけることが多くなります。
4~5月
ハイシーズンを過ぎて落ち着き始めるので、物件を探すのにはよい時期ですが、2~3月ですでに埋まってしまった物件が多いという点があります。しかし、賃貸業界全体に余裕がある時期なので、不動産屋と話しながら、ゆっくりと探す事ができる時期です。
6~8月
梅雨や夏の暑さもあり、引っ越しには向かない時期ですが、物件探しにはよい時期で、メリットもあります。業界がオフシーズンなため、物件数も多く、家賃交渉もしやすいタイミングです。体力的には厳しい時期ですが、各費用も抑えられるよいタイミングになります。
9~10月
秋の人事異動などで物件探しが活発になり、賃貸業界が少し忙しくなる時期です。ただ、物件数は多く、数ある中から選びやすいタイミングとなります。
11~12月
落ち着いて探せるよい時期です。賃貸業界も余裕があることと、年明けからの新築物件の情報も出回り、家賃交渉も行える状況なので、とてもよいタイミングでしょう。
一人暮らしやファミリーの物件探しにおすすめな時期とは
家族構成によって、物件探しのおすすめの時期は変わってきます。
一人暮らしの場合は、年明けから3月までの間がおすすめです。この時期は、新生活を見据えて新築の物件が多く出回り、条件にあう物件が探しやすい時期です。気に入った物件と契約ができなくても、すぐに次の物件を検討できます。
ファミリー向けの場合は9~10月がよいタイミングです。秋の人事異動でファミリー向けの広い間取りの部屋が出回るためです。秋は少し賃貸業界が忙しくなる時期ですが、2~3月ほどではなく、出回る物件数も多めなので、ファミリー向けにはよいタイミングといえるでしょう。
物件探しをする際に押さえておきたいポイント
物件探しの際は、ここは押さえておいた方がよいというポイントがあります。判断をする際の検討材料として、各項目を頭に入れておくと、物件探しがはかどります。
家賃の予算
手取りの3分の1程度を目安に、予算に見合う物件を選ぶようにしましょう。
入居タイミング
スケジュールは早めにすべて決めておき、とくに入居日と引っ越し日の日程は、確実に押さえておくことをおすすめします。時期によっては引っ越しの予約がまったく取れない場合もあるので、先手で進めていきましょう。
希望条件は予算内で
希望条件のすべてを満たす物件が見つかっても、予算を超えているのであれば諦めた方がよいでしょう。豊かな生活を行う上では、ない袖は振れないものです。妥協できる点と妥協できない点は線引きしておき、物件を決めるようにしましょう。
物件探しをする前に決めておくべきこと
どんな物件に住みたいか、物件を探す前に自分の希望を細かくまとめておきましょう。その後の生活環境において、メリットがある物件かどうかという点は非常に重要です。
まずは、家賃の上限はいくらまでかを決めておきましょう。
次に、通勤や通学に有利な場所かどうか、駅や職場に近いかという点も重要です。また、防犯面や騒音トラブルに備えて、間取りや部屋の位置、階数なども決めておくと安心です。
最後に設備の面でも希望があるのであれば、妥協をせずに、絶対に必要な部分があれば押さえるようにしましょう。生活をする上で、自分がもっとも重要と感じるポイントをしっかり押さえておけば、後々で後悔することもなく、有意義な生活を送ることができます。
賃貸物件探しにはおすすめの時期があるので、その時期を頭に入れた上で物件を探すとよりよい物件に出会えることも多いでしょう。また、物件選びであらかじめ押さえておく点や、事前に決めておくことを整理しておけば、スムーズに物件を探すことができます。事前準備はきっちりと行うことで、前向きな物件探しができるでしょう。